仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。




「…車だと駐車するの面倒いし、バイクにしようか。」

陽平くんは1人で話して自分で合意、それに私に聞いてくるけど…私は意見なんて言えないから……

「うん、陽平くんがいいならそれで。」

「よし、行こう。案内してな。まぁ昨日の海を目指して行くから」

私を乗せて、陽平くんも乗りエンジンをかけて出発した。
バイクに揺られて30分くらいで家の近くに来た。家の前に立つと昨日もいたはずの場所なのになんだか懐かしく感じてしまう。

外で待ってると言う彼を家の玄関に待たせて必要最低限のものを旅行カバンに詰めた。


< 30 / 283 >

この作品をシェア

pagetop