仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。


「……なんか喋ろよ。ほんっと、生意気」

話したところで信じてなんてくれないのに話すことなんてないよね……。

また殴られるのかなぁなんて思ってれば最初一発殴られてから数回……殴られた。
彼らが行ったと思ったら彼らの信者の生徒が私に攻撃をする。

彼らよりも長い時間……ずっと殴る蹴るの繰り返し。それはチャイムが鳴る前まで続いて、本当は帰りたかったけど折角授業受けに学校来たんだから教室に向かった。

教室に入ると、まぁ標的にされ罵声を受ける。トイレに行けば定番の水かけられたりした。

私は体操服を持ち合わせてなくて……こんなんじゃ授業受けれないし、午後からの授業は諦めて学校を結局出た。







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