仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
「……私、は……っよ、早川くんの彼女でも大切な人でもない……」
「はっ……ひ、より? 何言って……」
「だから、早川くんは気にしないで私大丈夫だから……」
彼女が強く言えば、相手はニヤリと笑った。そして、無抵抗の彼女に手を出した瞬間にボタンがちぎれる音が響いた。
それには陽も我慢ならない様子で。顔が怒り狂ってる……。
すると陽は俺にアイコンタクトをして、言う。
「……やるなら、俺をやれよ」
「へぇ、覚悟出来たんだ。チームより女を選ぶんだ?じゃあ、最初は土下座して貰おうかな」
は……? なんで土下座? 悪いことしてないのに。
だけど、彼はそれを実行……それには他の幹部や下っ端が驚く。