仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。




【陽愛 side】


私…陽平くんに……

キ、スされてる………?


な、なんでっ………⁇


「帰ろう。」

唇が離れたら急に言い出した。なんで普通にいうの。


「じゃあ、昇。また来るから」


はい…⁈
あの……陽平くん?

私、状況が読めない……だけどすぐに理解できた。ぎゅっと、優しく手を握ったから。

「はいはい、いい報告待ってんからなー」

そう冷やかしながら言う彼には何も言わずに陽平くんは私をバイクに乗せた。



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