仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。
彼女は出来たのか火を止めた。彼女が食器のほうに足を向けた一瞬を狙って正面から抱きしめる。
「あの、ハンバーグ……」
「ハンバーグは後からでいい」
そう言って彼女にまたキスをする。ダメだと思っていても離れるの嫌だからがっしり抱きしめる。
「……ん……っ」
彼女の吐息が俺の何かを刺激する。もう可愛すぎて、すごく触れたくなる。
俺しか見れないようにしたい。
「陽愛……っ」
「あ! ハンバーグ……」
……だけど、彼女は今ハンバーグのことしか見えないらしい。