私は月夜に恋をする
命と優等生
もしも今日を生き延びたとして
明日も生き延びられる保証なんてない。

ずっと同じ関係性のまま、動かないものなんてないのと同じように

命の灯火は日々何かに揺らされている。
その癖に表には現れないで
あくまで平穏なまま、毎日がたんたんと過ぎていく。

「明日、朝起きたら何かが変わっていればいいのに」

なんて呟いた言葉も強く吹いた風に掻き消されて、なんとも言えない、虚しさだけが胸に残った。
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