私は月夜に恋をする
「命!?」

倒れそうになった身体を
咄嗟に秋の腕が支える。
こんなに華奢なのに、思ったよりしっかり筋肉の付いていて硬い腕の感触に
"秋も男の人なんだな"と実感した。
それから"この腕が好き"だと思っている自分がいる事にも気づく。

私、秋の事が好きなんだ......

支えられながらなんとか秋の家まで戻る。
母へのメールは彼が代わりにしてくれたらしい。
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