私は月夜に恋をする
愛しい最期
それは放課後の事だった。
秋の付き添いで病気に行っていた陽介先輩からの連絡通知。
胸騒ぎがしてすぐに電話をつないだ。

『秋が倒れた!!!早く来てくれ!!』

私が声を出すより先に、
先輩の大きな声が響く。
秋が倒れた???
一瞬頭が真っ白になって固まった私の肩を叩いたのは母だった。

「病院、今すぐ行くわよ」
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