ずっと君を、信じてる。
あの日の出来事。
━︎━︎━︎━︎━︎━︎━︎━︎龍蝶、倉庫。
「…お前、聖奈のこといじめたんだって?」
「…え?」
倉庫に1人、行けば…そう言われる。なんで…っ
「さっちゃん、最低だね」
「…お前が家族なんてありえないわ」
もう既に、私を空気として見てた奴らにそう言われて…
「お前は、龍姫を辞めてもらう。」
やっぱり、私は、仲間だと思われていなかったんだ。本当に、空気だった。
一瞬で地獄へと落とされた私に、ニヤリと笑っていたのは裏切り者のレッテルを貼った…同じ姫の聖奈だった。
「もう、どうでもいいか。偽りの仲間なんて、こっちから願い下げよ……」
その後はどうやって、帰ったんだろうか。分からないけど、何故か泣かなかった。
…いや、泣けなかったのかな。