ずっと君を、信じてる。
「もう少しであいつら来るから」
でも勘で分かってしまう。
いや、さっき来てくれた時から思っていた。
朱音は、ただの転校生でもただの不良でもない。
朱音は暴走族だ。多分、トップらへんだろう。
「あっかねー!やほー」
「…朱音、あっちの倉庫から何分かかると思ってんだ。」
ぞろぞろと、派手な男の子たちが入って来た。うわぁ如何にも不良って感じ。
「おまえら、戯れてないで早く座れ。」
さっき朱音と話していた知的な男子以外が少し落ち込んだけど、座りだした。