ずっと君を、信じてる。


━︎━︎トントン、

「飲みもん持ってきたー…って、おまえらだけかよ。」


「世那さん……」

あいつらも帰って数分。
バーのオーナーで舞花元幹部の世那さんが飲み物を持ってやってきた。

今までのいきさつを世那さんに話すと世那さんは俺に対して言う。


「……バカかよ、朱音。たった数ヶ月前に裏切られた暴走族に普通入るかよ。舞花は龍蝶とは違う。だけどさ、暴走族には変わりねぇだろ。彼女から見たらそうなるんだよ。おまえらが彼女なら入るのか?もう傷つきたくないって思うのがふつうだろ?そんな単純なことも分からないのかよ。」


世那さんは俺らに持ってきた飲み物を一口飲んで俺に問いかけた。


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