ずっと君を、信じてる。


「まだ来てるよ〜」

「懲りないねぇ〜」


白い目で見てくる生徒たちが待っている。うん、あなた達は暇ですかね。
前とは態度を変えて、中身は全然見てなかったんだと今更ながらに思う。

つまんない奴らだなぁ。しょうもない、薄っぺらい人たち。集団でしか言えないのか。

そんな人たちに何言われても私は傷つかない。傷つく価値はないとそう思っているはずなのに…


「私、何やってるんだろう…」


情け無い。
お父さんに言われたじゃん…

『信じることも大事、だけど信じる以上に疑え。この世界はで生きていくには大切なことなんだよ。』

信じるばかりで、全く疑うことをしなかった私もしょうもない奴らの1人かもしれない。




< 4 / 146 >

この作品をシェア

pagetop