ずっと君を、信じてる。


「け、慶さん……」

未緒がそう呟くとさっきとは違う口調の世那さんが慶さんに話しかけた。


「慶、早かったなぁ〜

ちょうど俺がビシッと言ったところだったんだよ。

慶は、お姫様のことになると怖いね」


「…世那、それ以上言うと潰す。

朱音、俺の言ったこと忘れたとは言わせないから。

聞いたぞ。紗奈を泣かせたんだってな。いい度胸なことで。」


怒りマックス以上の慶さん。いつもは黄色いオーラなのに今日は真っ黒。

殺気がやばい…それだけで殺されそう。



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