ずっと君を、信じてる。
「お久しぶりです。」
私たちに気づいた紗奈は普通に声をかけて来た。
「さすが紗奈。夏奈の娘だな。」
そう海くんが言う。
「でも、まさくんとみーくん、れーくんは何年振りかなぁ…お母さんたちがなくなって以来じゃない?」
海くんは慶ちゃんを通じて以前会っていたから。
「そうだな。大きくなったな。
きっと紗玖となっちゃん、よろこんでるよ。」
とれーくんが言うと、海くんがまた話し出した。