ずっと君を、信じてる。
誕生日会と両親の旧友たち。

誕生日会







海くんが急に言い出した私の誕生日会。

私の誕生日会じゃなくてさ、完全にただの飲み会になってる気がする…


「今日、誕生日なんだな…」


みんながワイワイしてる中…というか酔っ払い始めた頃。

やって来たのは朱音。


「うん…でも、嫌い。

この日が1番嫌いな日。」


「…なんで嫌いなんだよ。」


「私の…両親が死んだ日なんだよ。

…海くんたち、笑ってるけど辛いはずだよ。

だって仲間だったんだよ。ずっと高校生の時から一緒にいたんだもん。」

朱音は黙りこんだから私はまた話し出した。


「それに、私が2人を殺したようなものだから…」


「……え?」


朱音が驚いた顔をしたのと同時にお父さんの幼馴染である海くんが叫ぶ。


「紗奈は悪くないっ!!」


彼は私にそう言った。







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