ずっと君を、信じてる。



「うん、ありがとう。

凛、あの部屋に一緒に行ってくれる?」

「はい、勿論です。

瑠樹、あとは頼みます」


またまた凛にお姫様抱っこをされ、あの部屋へとむかった。


「ねぇ、凛くん。なんでここの制服を着てるの?」


「はい。若から渡されたんです。

私服だと生徒には紛れないからとのことで。

制服を着るなんて数年ぶりで恥ずかしいですが。」


そりゃそうだ。恥ずかしいよね。

だって、もう少しで30になるんだもん。

「だけど、凛くんも瑠樹くんも似合ってるよ。

ちゃんと高校生みたい。」


「…嬉しいですが、あんまりよろこべないですね。

一応社会人ですし。」


はは、そりゃそうだ。
私でもよろこべないかも。

私と凛くんはしょうもない話をしながら瑠樹くんが来るのを待った。









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