私だけの黒執事くん
次の日一一一

「さあ、あかり様、お手をどうぞ。」

「あ、ありがとうございます!!」

ただ車から降りるだけなんだけど。。

雪村さんてこういうときもこんな感じだか

ら恥ずかしい。。////

それになんだか顔よく見れなくなっちゃっ

て。。。顔見ると恥ずかしくなるの

ってダメダメこんなんじゃ 今日はパーテ

ィ! 社交の場なんだから! 

ちゃんとしなくちゃ!!

そう決心してパーティ会場の中に入る

「。。。ねぇ!まってあの人かっこよく

ない!?」

「え!本当だわ!!素敵。。」

「すみません、この後のダンス、相手に

なってくれませんか!?」

うぉ。。さっさすが雪村さん。。入った途

端めちゃくちゃモテてる。。

そりゃあそうだよね。。あんなにかっこい

いんだもん。。

ズキッ  。。またあの痛み

もやもやする。。雪村さんが他のお嬢様達

に囲まれてるの。。やだやだっ見たくない

気づいたら雪村さんの見えないところまで

走ってきてしまっていた

「あかり様っ!!」

彼の声が聞こえた気がした

それでも振り切って広い会場の中を全力で

走った

「はぁ。。はぁ。。はぁっ、ここまで来

れば。。大丈夫だよね。。。」

ってなに私逃げてんの!!恥ずかし!!

でもなんか見てられなくて。。

「おぉ、そこにいらっしゃるのは桜沢

家のお嬢様ではないですか」

ふいに声をかけられて振り向く

「西城様。ご無沙汰しております。」

。。やだなぁこの人の目線変なんだよね

早く切り抜けてどこかいきたい。。

お父さんの仕事繋がりの人だからうまくや

らないとだけど。。

「こんなところに1人でいても楽しめな

いでしょう!ほら、僕と一緒にこっちへ

おいで」

「え。。。きゃっ!?」

そう言って肩に手を回される

「ちょっ。。やめてください!!」

ちっ力が強くて振りほどけない。。!!

「。。。僕と一緒に楽しいことしよ?」

ムッ無理無理無理!!誰か助けて。。!!

連れていかれそうになったその時
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