私だけの黒執事くん
「僕の婚約者になにか用ですか?」

ふいに肩が軽くなった 

前を向くと、そこには長身の男の人が立っ

ていた まるで私を守るように

「遅くなってごめんね、あかり。さぁい

こうか。」

彼が私の名前を呼んだ

え。。?どうして知ってるの!?

しかもかなりのイケメンさんなんですけど

!?

男性にしては長いミディアムでハーフアッ

プにヘアアレンジされていて、大人っぽい

顔立ちの彼にはとてもよく似合っていた

正統派王子系の自分の執事に比べると

彼は大人なお兄さん系て感じだ

身に纏うワインレッド色のスーツが良

く似合っている 

私は急な出来事に戸惑ってしまい声をだす

ことができなかった

「おい急になん。。。ってもしかして天宮

グループのご子息の海里様!?こっ。。

これはこれは失礼しました💦失礼します

!!!」

。。え?今なんて。。?天宮グループって

いった!?!?えぇええ!!

天宮グループといえば一度は誰もが耳にし

たことがあるだろういくつもの会社を傘下

に率いる言わば日本の財政のトップに君臨

しているグループだ

お父さんには言えないがうちの会社など

到底及ばない

逆鱗に触れてしまえば一握りで潰せてしま

うだろう

私は西城さんが私から手を引いた理由を

ようやく理解した

はっ!!そうだ!お礼いわなきゃ!!

「あっ、あのっ助けていただきありがと

うございました!!」

私は慌てて頭を下げる

「いいんだよ。かわいい子を助けるのは

僕にとっては当然のことなんだから。」

と、ここで彼の王子スマイルが炸裂

かっ。。かっこいい~///天宮さんにこんな

こと言われたらどんな女の子だってイチコ

ロだよ。。。天宮さんも相当モテるんだろ

うな~

「ん?僕の顔に何かついてる?」

「えっ!あっいえいえ!何もおかしいと

ころなんてそんなことあるわけがござい

ません!!!」

あれ、もうなにいってるかわかんない!!

天宮さんの前なのに恥ずかしい///
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