私だけの黒執事くん

「ここが私の部屋ですよ。。ってきゃっ」

「あかり様!!ずっとずっとお会いしたか

ったです。。!!」

え!?え!?なにがおきてるの!?

部屋に入るといきなり彼から抱きしめられ



何が起こったのかわからない私

頭が真っ白になる

「ちょっ。。ちょっと!!いきなりなん

なんですか!?私達会ったこともないの

に!!いきなり辞めてください!!」

そう言って彼を突き飛ばした

怖い。。いくらなんでも知らない人にいき

なり抱きしめられるなんて

「あ。。すみませんつい。。やっぱりあ

かり様は覚えていらっしゃらないのです

ね。。」

そう言って彼は寂しそうな顔をした

「。。あなたに会った覚えなんてないで

す。もうむやみに抱き締めないでくださ

い」

なぜ私がこうも拒否するのか

それには理由があった

私は家がお金持ちでお嬢様であることもあ

り誘拐にあったり変な人から抱きしめられ

たりするということを何度か経験している

だから知らない人から受けるこういう行為

はトラウマになっていた

「すみませんあかり様。あなたがあまりに

も可愛くて愛らしいのでつい。。」

「っ。。そっそんなことなんかないで

す!!とにかく!!部屋はあらかた案内

したので大丈夫ですよね!?今日はもう寝ますっっおやすみなさいっっ」

バタン!!

そう言って彼を追い出してドアを閉めた

びびびっくりした。。まさか急に抱きしめ

られるなんて。。

覚えてないのですねってあんなイケメンだ

ったら絶対覚えてるよいくらなんでも私だ

って!!。。きっと反応を楽しんでるんだ

!!ぜっったいそう!!引っかかってたま

るか!!悪趣味!!嫌い!!

。。なるべく避けよう

そう決心した私は次の日彼に見つからない

ように家の裏口からでて学校へ向かった

家の裏口は一部の使用人と私と家族しか知

らないので新人の彼が知るはずもなく

あっさりと出ることができたのである
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