0センチの境界線
「だーかーらー!付き合ってるんでしょ、宮くんと?」
「ほんと、ほんとに何も………………ん?今なんて、」
振りすぎてグァングァンする頭が止まる。
頭振りすぎたのかな?
なんだか変な単語が聞こえた気が………………っえ?
「──────付き合ってる!?誰と!?」
「ひななんとだよー?」
「だ、誰が!?」
「いや、宮くんがだって」
何騒いでんの、って。琴音が冷たい視線をわたしに注ぐ。
なぎちゃんはこれでもかってくらいに楽しそうに笑って。
…………………なんだ!そんなことか。そんな勘違いをして、2人はわたしの家に来たのか。
なーんだなんだ。全然平気じゃん。
「ビックリしたー!なわけないじゃん!焦らせないでよ。
一緒に住むことはあっても、付き合うなんてないに決まってるよ!」
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「で、今日はなに?」
「………………うぅ……」