0センチの境界線


本格的に前田くんを困らせている。
そんな自分のバカな脳みそを呪いたい。


共有スペース。いつもはご飯を食べる場所。

前田くんの隣に座ったわたしは頭を抱えていた。


ちなみに時間は1時過ぎ。もうすぐ飛鳥帰ってきそうーってぼんやり考える。


てか、やっぱり共有スペース集中できない!
ここ座ってるとご飯食べたくなる!



でも、最初にどこで勉強する?ってなったとき。

前田くんには、ここ以外なら手伝わないっていう謎の宣言受けちゃったし。

そういえば、最近の水曜日ゲームデーもずっと共有スペースだったな。



「ねえ、前田くん」

「なに?」

「どーしてここ以外はダメなの?ここ座ってるとお腹すいちゃうんだけど、」


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