0センチの境界線



──────最近のわたしはどうやらおかしいみたいだ。










「雛、」

「ふぇっ、!」

「ふぇ?」

「あ、いや、なんでもないデス」



お夕飯の後。わたしの部屋。
今日も飛鳥は、当たり前のようにわたしの部屋にいる。

おかげでわたしのテトリスは、わたしの累計プレイ時間よりも、飛鳥の時間が追い越してしまった。


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