0センチの境界線


「おーい、宮くん?」

「あっ…ごめん、」

「うん?」



こんなの絶対ありえない。

頭でそう思っても、口が勝手に動いていく。



「山之上さんが、か、」

「……か?」

「か、」

「……………か?」








「か、怪獣みたいで、フリーズした」

「………………………は?」



< 282 / 288 >

この作品をシェア

pagetop