0センチの境界線


初めまして。神木玲華と申します。


『0センチの境界線』ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
感謝してもしきれません。


今回のお話は、焦らして焦らして焦らしまくる、というのが私の中のテーマでした。
お読みいただいた皆様は、早くくっつけよ!っと何度苛立たれたでしょうか?
(ちなみに私は、何度も苛立ちました、、)



少しでも胸キュンを届けられていたのなら嬉しいなと思います。



ヒロインとヒーローについて。少し語ろうかなと思います。


今作のヒロイン、山之上雛は、とっても不器用な女の子です。
不器用で、真っ直ぐで、強くて脆い。
そんな女の子だと皆さんが感じてくれていたら嬉しいです。


私的にお気に入りのシーンは、水をぶっかけ返すところです。
あのシーンがないまま飛鳥くんが助けに来てもいいかな、と思ったのですが。
雛ちゃんのこれまでの言動やら行動やらを考えると、黙ってやられてるタイプじゃないな、と思い直し、思い切ってやり返してみました。


実は、書いていながら途中で、このふたり一生くっつかないんじゃ、、!?なんて思ったことが数回あります。
それくらいふたりとも天邪鬼でした、、。
ですが、あのシーンで雛ちゃんが初めて飛鳥くんの前で泣いて。そして、甘えて。
ようやく素直になれたのかな、と思います。





今作のヒーロー、宮飛鳥について。


飛鳥くんは残念なヒーローを書きたくて書き始めた子です。
まず第2章の時点でヒロインに置いていかれるっていう、残念すぎますよね。


かっこよくてモテるのに、雛ちゃんの前だと上手くいかない。
他の子の前だと優しい声で話せるのに。
雛ちゃんの前だと話せない。
ほんとに残念です。


特に、雛ちゃんへの思いを上手く信じれなくて、自分で関係をややこしくしてしまうあたり。
残念すぎてため息が出そうです。


ですが、そんな残念ヒーロー代表くんでも、最後はかっこよくなれていたかな?
飛鳥くんにほんの少しでも胸キュンして頂けたら嬉しいなと思います。





そして、ヒロインとヒーローではないですが。佐々木くんについて。


佐々木くん、かっこいい。クズの匂いがプンプンしますが、すごく印象深いキャラです。
登場回数自体は多くないですが、かなり思い入れというか、大好きなキャラになったので、今度は佐々木くんメインでお話を書きたいな、なんて言う野望もあります。



そして、こちらもヒロインとヒーローではないですが、ルームシェアの住人たち。


みんな個性豊かだなあと思いながら書いてました。
ハシ先輩やりんねー、ヤマさんに前田くん。登場回数でいうとハシ先輩が多いですかね。

ふたりの淡い関係性をつつくわけでもなく、ただ見守るという住人たちがいたからこそ、ふたりはくっつけたのではないかな、と思います。


本当はもう少し前田くんに邪魔させようかなと考えたこともあったのですが。
前田くんが強敵すぎて残念ヒーローが敗れる未来が見えた気がしたのでその案はボツにしました、、、個人的には前田くん大好きです。






『0センチの境界線』
近すぎて踏み出せないふたりの恋物語。
楽しんで頂けましたでしょうか。

更新中からおってくださった方々。本当にありがとうございました。
すごく支えになっていました。

Special Storyは、また思いついたりしたらたそうかなぁと何となく思ってるので、あまり期待はせずに待っていてくださると嬉しいです。


では。またいつか違う作品でお会い出来ることがあれば嬉しいなと思います。




神木 玲華

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