0センチの境界線
「失礼しまーす、っていねえな」
飛鳥は頭も悪けりゃ足癖も悪い。
やっとついた保健室の扉をなっがい右足であける。
「はい、オヒメサマ」
「…っ…………」
ニヤって意地悪に笑って。
飛鳥はわたしをベットにおろす。
バカにしてるのわかってるから、ムカつく。
「足、出して」
「……うん」
ベットに座って、飛鳥に右足を差し出す。
やけに素直じゃんって飛鳥が笑ったけど、怪我の手当される時に嫌がったりしないよ。