本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
「……私、一颯さんが大好きです。これからも…ずっと一緒に居たいです」
「俺も同じ気持ちだから、安心して寝なさい」
恐怖感も消えてきて、私は一颯さんに抱き着いた。一颯さんの心臓の音が良く聞こえる。髪の毛を撫でていた手は私の手を取り、握りしめた。
目が覚めた時も一颯さんは隣で寝ていて、「ぐっすり眠れたか?」と言って微笑んでくれた。
時計を見たら、まさかの10時過ぎだった。慌てふためく私を見て、一颯さんは意地悪を言った。
「穂坂様にチェックアウトは12時まで…とか言ってた奴が居たけど、どうしたのかな~?」
「あ、あ、あ…そうでした!言ったんでした!早く用意しなきゃ…!あー、ブレザーのボタンつけないと…シャツも…」
「もう遅いよね?」
「………はい、どうしましょう?」
「大丈夫だよ、高見沢にお願いしておいたから。穂坂様とお連れ様が恵里奈に会いたいって言ってたから、チェックアウトの時までに出勤すればいいよ」
「分かりました…。あぁー!」
「今度は何?」
「一颯さんも遅刻じゃないですか?だ、大丈夫?」
「午後から出勤にしたから大丈夫」
「俺も同じ気持ちだから、安心して寝なさい」
恐怖感も消えてきて、私は一颯さんに抱き着いた。一颯さんの心臓の音が良く聞こえる。髪の毛を撫でていた手は私の手を取り、握りしめた。
目が覚めた時も一颯さんは隣で寝ていて、「ぐっすり眠れたか?」と言って微笑んでくれた。
時計を見たら、まさかの10時過ぎだった。慌てふためく私を見て、一颯さんは意地悪を言った。
「穂坂様にチェックアウトは12時まで…とか言ってた奴が居たけど、どうしたのかな~?」
「あ、あ、あ…そうでした!言ったんでした!早く用意しなきゃ…!あー、ブレザーのボタンつけないと…シャツも…」
「もう遅いよね?」
「………はい、どうしましょう?」
「大丈夫だよ、高見沢にお願いしておいたから。穂坂様とお連れ様が恵里奈に会いたいって言ってたから、チェックアウトの時までに出勤すればいいよ」
「分かりました…。あぁー!」
「今度は何?」
「一颯さんも遅刻じゃないですか?だ、大丈夫?」
「午後から出勤にしたから大丈夫」