本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
PCをカチャカチャと音を立てて弄り、見つけたお名前。支配人紹介とある。きっと、この方に違いない!
一条 園美(いちじょう そのみ)様。
年齢48歳、住所は東京都。
……大切なお客様は分かるけれど、帰れない程に夜が遅くなるのは何故?一緒に出かけるとか?気になりだしたら止まらない!そうだ、高見沢さんなら何か知ってるかもしれない。
高見沢さんに聞いてみようと思い、エグゼクティブフロアまで探しに行ったら…丁度良く発見した。
「高見沢さん、お疲れ様です」
「お疲れ様…。何?何か用?」
事前に頼まれていた事柄のチェックをしていた高見沢さんを見つけるなり声をかけたら、邪魔者扱いするみたいに冷たくあしらわれたが気にしない事にした。
「用って言うか、聞きたい事がありまして…。クリスマスに連泊でお泊まりの一条様って…」
「あー、一条様ね。一颯君の古くからのお客様だよ」
「高見沢さんも知ってる方ですか?」
「本店に居た時からのお客様だから知ってる。あの人…、女性従業員にはだいたい冷たいから気をつけなよ。特にあんたみたいなトロトロしてる人は嫌われるかもね~?」
高見沢さんに意地悪を言われた挙句に、チェックシートが挟んであるバインダーで頭をポンポンと叩かれた。
「……そ、そうなんですね。気をつけます」
一颯さんの大切なお客様なのに嫌われたら困るので、私も気を付けて接客しなくては……!
一条 園美(いちじょう そのみ)様。
年齢48歳、住所は東京都。
……大切なお客様は分かるけれど、帰れない程に夜が遅くなるのは何故?一緒に出かけるとか?気になりだしたら止まらない!そうだ、高見沢さんなら何か知ってるかもしれない。
高見沢さんに聞いてみようと思い、エグゼクティブフロアまで探しに行ったら…丁度良く発見した。
「高見沢さん、お疲れ様です」
「お疲れ様…。何?何か用?」
事前に頼まれていた事柄のチェックをしていた高見沢さんを見つけるなり声をかけたら、邪魔者扱いするみたいに冷たくあしらわれたが気にしない事にした。
「用って言うか、聞きたい事がありまして…。クリスマスに連泊でお泊まりの一条様って…」
「あー、一条様ね。一颯君の古くからのお客様だよ」
「高見沢さんも知ってる方ですか?」
「本店に居た時からのお客様だから知ってる。あの人…、女性従業員にはだいたい冷たいから気をつけなよ。特にあんたみたいなトロトロしてる人は嫌われるかもね~?」
高見沢さんに意地悪を言われた挙句に、チェックシートが挟んであるバインダーで頭をポンポンと叩かれた。
「……そ、そうなんですね。気をつけます」
一颯さんの大切なお客様なのに嫌われたら困るので、私も気を付けて接客しなくては……!