本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
一颯さんと一緒にベッドに入り、少しだけ雑談してたら、突然、返事が聞こえなくなった。
あれ?確かめてみる?って言ってた割には、いつの間にか寝息を立てて深い眠りについた一颯さんだった。
最近は片付けもままならぬ程に疲れていると言ってたから、ゆっくり眠らせてあげよう。
次の日の朝、先に目が覚めた私は朝食を用意しようと先にベッドから出ようとした。その時に腕を掴まれて「何時?」と聞かれたので「6時過ぎです」と答えた。
「……不覚にも寝落ちしてしまった」
「疲れているんですよ。ぐっすり眠れましたか?」
「久しぶりに熟睡したみたいで目覚めがすっきり」
「それは良かった!…って、手を離して下さい。もう朝食を用意しないと一颯さんが食べる時間がなくなっちゃうから!」
「有難う、未来の奥さん」
いきなり起きた一颯さんは唇にチュッとキスを落とした。未来の奥さんと言われて、顔が火照り始める。近い将来、そうなれたら嬉しいけれど。
「恵里奈は通い妻みたいだな」
「……たまにしか来ませんけどね」
「一緒に住んだらいーのに?」
「そう出来たら嬉しいですけど、今更、寮のアパートを出るのも不自然ですし、住所等の関係もありますし」
「そうだよな。残念だけど…結婚する日まで楽しみはとっておくよ」
あれ?確かめてみる?って言ってた割には、いつの間にか寝息を立てて深い眠りについた一颯さんだった。
最近は片付けもままならぬ程に疲れていると言ってたから、ゆっくり眠らせてあげよう。
次の日の朝、先に目が覚めた私は朝食を用意しようと先にベッドから出ようとした。その時に腕を掴まれて「何時?」と聞かれたので「6時過ぎです」と答えた。
「……不覚にも寝落ちしてしまった」
「疲れているんですよ。ぐっすり眠れましたか?」
「久しぶりに熟睡したみたいで目覚めがすっきり」
「それは良かった!…って、手を離して下さい。もう朝食を用意しないと一颯さんが食べる時間がなくなっちゃうから!」
「有難う、未来の奥さん」
いきなり起きた一颯さんは唇にチュッとキスを落とした。未来の奥さんと言われて、顔が火照り始める。近い将来、そうなれたら嬉しいけれど。
「恵里奈は通い妻みたいだな」
「……たまにしか来ませんけどね」
「一緒に住んだらいーのに?」
「そう出来たら嬉しいですけど、今更、寮のアパートを出るのも不自然ですし、住所等の関係もありますし」
「そうだよな。残念だけど…結婚する日まで楽しみはとっておくよ」