本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
「お母さん達、もうすぐ来るから座って待ってて!」
「お邪魔します…」
咲希さんに案内されて、ふうっと一息ついてから、真壁家の敷居を跨ぐ。
「ばあちゃん、ただいま。お嫁さんになる人、連れて来た」
「おかえり、一颯。あらあら、お出迎えもしませんで、すみません。初めまして、一颯の祖母でございます」
「初めまして、一颯さんとお付き合いさせて頂いている篠宮 恵里奈と申します。この度はお招き頂き有難う御座います。予定時刻よりも早くお邪魔してしまい、すみません」
「いえいえ、こちらこそ来てくれて有難うね。噂は咲希から聞いてるよ。噂通りの礼儀正しい可愛い子だねぇ」
「ばあちゃん、天ぷら焦げそう…」
「あらら…」
おばあさんは台所で天ぷらをあげていた。その間、よりこちゃんの面倒を咲希さんが見ていたらしいが、てこづっていたので、一颯さんが来てくれて良かった…と言っていた。
少ししてから、御両親も帰って来て、一颯さんと咲希さんのお兄さん御夫妻もいらっしゃった。一颯さんから、お兄さんの話は聞いた事がなかったので正直、驚いた。御両親は注文していた刺身の盛り合わせを取りに行ってたらしく、お兄さん御夫妻は仕事を抜けてきてくれたらしい。「一颯も咲希も中々、結婚相手が見つからないから、お見合いでもと考えては居たのよ。こんなに可愛いお嫁さんが来てくれるなら、お母さん嬉しいわ。問題は咲希よね……。結婚する気があるのかしら?」
「ちょっと、私の話は出さないでよ!付き合ってる人くらい居るから!」
「だったら、今度連れて来てね」
「……っゔ、」
「お邪魔します…」
咲希さんに案内されて、ふうっと一息ついてから、真壁家の敷居を跨ぐ。
「ばあちゃん、ただいま。お嫁さんになる人、連れて来た」
「おかえり、一颯。あらあら、お出迎えもしませんで、すみません。初めまして、一颯の祖母でございます」
「初めまして、一颯さんとお付き合いさせて頂いている篠宮 恵里奈と申します。この度はお招き頂き有難う御座います。予定時刻よりも早くお邪魔してしまい、すみません」
「いえいえ、こちらこそ来てくれて有難うね。噂は咲希から聞いてるよ。噂通りの礼儀正しい可愛い子だねぇ」
「ばあちゃん、天ぷら焦げそう…」
「あらら…」
おばあさんは台所で天ぷらをあげていた。その間、よりこちゃんの面倒を咲希さんが見ていたらしいが、てこづっていたので、一颯さんが来てくれて良かった…と言っていた。
少ししてから、御両親も帰って来て、一颯さんと咲希さんのお兄さん御夫妻もいらっしゃった。一颯さんから、お兄さんの話は聞いた事がなかったので正直、驚いた。御両親は注文していた刺身の盛り合わせを取りに行ってたらしく、お兄さん御夫妻は仕事を抜けてきてくれたらしい。「一颯も咲希も中々、結婚相手が見つからないから、お見合いでもと考えては居たのよ。こんなに可愛いお嫁さんが来てくれるなら、お母さん嬉しいわ。問題は咲希よね……。結婚する気があるのかしら?」
「ちょっと、私の話は出さないでよ!付き合ってる人くらい居るから!」
「だったら、今度連れて来てね」
「……っゔ、」