本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
経験の浅い私にとって、キス一つでもあたふたしてしまい、余裕がない。今まで一人しか付き合った事がなく、以前までの職場の同期で同い年の男の子だけ。
それでも、三年は一緒に居ただろうか?
彼はホテルの仕事に嫌気がさして先に辞めてしまい、私は忙しさにかまけて疎遠になり、自然消滅した。
ただ何となく付き合ってただけなのかな?
今振り返れば、支配人みたいに心臓が破裂しそうな程にドキドキもせず、職場で会えるからと言って無理して会おうともしなかった。
支配人は職場では手の届かない存在するだし、職場ですれ違うだけでキュンとするし、プライベートでも沢山会いたいって思う。
完全に恋してる。
「よし、出来ましたっ」
最後にガトーショコラに添える生クリームを泡立てて完成。
二時間以上も夢中で台所に立っていた私は、完成した途端に気が抜けた。
先にシャワーを浴びた支配人がキッチンに立ち寄り、私を見る。
「ココに生クリームついてる」
頬に生クリームが付いていたらしく、支配人は指で絡めとり、指先を私の口元に運ぶ。
唇に生クリームを運ばれたので、仕方なく舐めたのだが…、その指にまた生クリームを付けて自分で味見をした。
「丁度良い甘さだな。合格」
いつもみたいに子供扱いするような頭ポンポンをして、微笑む。
それでも、三年は一緒に居ただろうか?
彼はホテルの仕事に嫌気がさして先に辞めてしまい、私は忙しさにかまけて疎遠になり、自然消滅した。
ただ何となく付き合ってただけなのかな?
今振り返れば、支配人みたいに心臓が破裂しそうな程にドキドキもせず、職場で会えるからと言って無理して会おうともしなかった。
支配人は職場では手の届かない存在するだし、職場ですれ違うだけでキュンとするし、プライベートでも沢山会いたいって思う。
完全に恋してる。
「よし、出来ましたっ」
最後にガトーショコラに添える生クリームを泡立てて完成。
二時間以上も夢中で台所に立っていた私は、完成した途端に気が抜けた。
先にシャワーを浴びた支配人がキッチンに立ち寄り、私を見る。
「ココに生クリームついてる」
頬に生クリームが付いていたらしく、支配人は指で絡めとり、指先を私の口元に運ぶ。
唇に生クリームを運ばれたので、仕方なく舐めたのだが…、その指にまた生クリームを付けて自分で味見をした。
「丁度良い甘さだな。合格」
いつもみたいに子供扱いするような頭ポンポンをして、微笑む。