本日、総支配人に所有されました。~甘い毒牙からは逃げられない~
「お昼代も出して頂いたのに…ネックレスまでプレゼントして頂き、有難う御座います!」
首元にはキラリと光るネックレス。雑誌で見て気になっていたネックレスを通りがけに見つけてしまい、釘付けになった私。そんな私に気付き、すかさず店内へと連れて行かれてアクセサリーブランドのハートを基調とした可愛らしいネックレスをプレゼントしてくれた。
「かしこまらないで、甘えてくれて良いから。普段は忙しく働いているご褒美だと思って受け取って。それに食事代とか、お前に払わせようとか思ってないからな。気にするな」
一颯さんは歩いてる途中にも関わらず、私の肩を抱き寄せ、頭がコツンと肩の辺りにぶつかった。
「恵里奈が傍に居てくれるだけで俺は幸せだから…」
耳元で囁かれた言葉がとても甘くて、私の顔は火照りを帯びるばかり。
職場では見せない一颯さんの素性を沢山知っているが、本当に私の事を甘やかしているのが自分でも分かる。公衆の面前だと言うのに手を繋いでくれたり、気になっていたアクセサリーをその場でプレゼントしてくれたり、まるでドラマのワンシーンみたいな扱い。自惚れてしまうのだが、本当に愛されていると確信してしまう。
こんなに幸せで良いのかな?
「……一颯さんって、意外にロマンチストなんですね」
「何で?」
「手を繋いでくれたり、今もほら…くっついて歩いてるじゃないですか…。女の子ならキュンキュンしちゃうような事をしてくれるから…」
「んー…?、そぉ?俺が勝手にしてるだけだよ…。てゆーか、恵里奈…走れるか?」
「え…、あ、はい。でも、な、」
一颯さんは私の右手を掴み、人を掻き分けて走り出した。ショッピングモールから出て、先程の散歩道へと逆戻り。
首元にはキラリと光るネックレス。雑誌で見て気になっていたネックレスを通りがけに見つけてしまい、釘付けになった私。そんな私に気付き、すかさず店内へと連れて行かれてアクセサリーブランドのハートを基調とした可愛らしいネックレスをプレゼントしてくれた。
「かしこまらないで、甘えてくれて良いから。普段は忙しく働いているご褒美だと思って受け取って。それに食事代とか、お前に払わせようとか思ってないからな。気にするな」
一颯さんは歩いてる途中にも関わらず、私の肩を抱き寄せ、頭がコツンと肩の辺りにぶつかった。
「恵里奈が傍に居てくれるだけで俺は幸せだから…」
耳元で囁かれた言葉がとても甘くて、私の顔は火照りを帯びるばかり。
職場では見せない一颯さんの素性を沢山知っているが、本当に私の事を甘やかしているのが自分でも分かる。公衆の面前だと言うのに手を繋いでくれたり、気になっていたアクセサリーをその場でプレゼントしてくれたり、まるでドラマのワンシーンみたいな扱い。自惚れてしまうのだが、本当に愛されていると確信してしまう。
こんなに幸せで良いのかな?
「……一颯さんって、意外にロマンチストなんですね」
「何で?」
「手を繋いでくれたり、今もほら…くっついて歩いてるじゃないですか…。女の子ならキュンキュンしちゃうような事をしてくれるから…」
「んー…?、そぉ?俺が勝手にしてるだけだよ…。てゆーか、恵里奈…走れるか?」
「え…、あ、はい。でも、な、」
一颯さんは私の右手を掴み、人を掻き分けて走り出した。ショッピングモールから出て、先程の散歩道へと逆戻り。