ヤンデレ×無関心

「別れよ」


「えっ…」


コイツ、一応顔は整ってんだし、女子からモテんだろ。

「どうして!?ねえ、僕のこと嫌いになっちゃったの!?」

またその言葉かよ。


「ああ。うざいから」

ここで正直に答えると、コイツ…巫の顔はぐしゃっとなる。


そういう顔、向けられても困るんだけど。


「じゃあな。関わんなよ」

「ふざけんなよっ!」

おわっ!?


殴りかかってきた。


甘いわっ



飛んできた拳を掌におさめ、握りしめ手首を捻る。


このまま肩を引き抜くことなど容易い。


背だって私の方が8cm高い。


力だって、倍はある。


「ふざけてないし」

さあ、コイツどうしてやろうか。


煮るのも焼くのも、めんどい。


放置だな。


「僕はぁぁぁ!
鈴のこと大好きなのにぃ。・(つд`。)・。」

「ふーん」

だから何だ。


好きだからうざいことしてくんの?


意味分かんないことを理由に暴走してんなよ、鬱陶しい。

「あばよ
ヤンデレを理解してくれるやつを選べよ、今度は」


そんなやついるか分かんないけどな。


END
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

アウトサイダー
祀里/著

総文字数/4,906

恋愛(純愛)13ページ

表紙を見る
個人的に印象に残った言葉 7
祀里/著

総文字数/1,276

実用・エッセイ(その他)29ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop