愛に恋をした
拒食症が始まったのは中学2年生。


難関校を受験する為に


食事の時間を減らしたり


勉強の為に給食を拒んだ。


痩せたらね


『絢ちゃん痩せたねー!』


『絢ちゃんいいなあ!』


調子にのったのは


減量したりして20kg台まで。


身体が痛かった。


心も痛かった。


本当はね


お母さんに甘えたかったの。


でも、シングルマザーの母には


構ってなんて言えなかった。


一生懸命働いてくれているから。


今思えば、お父さんに会ってみたい。


どんな人なんだろう?


優しい人だったらいいな(๓´˘`๓)♡


꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°⌖꙳✧˖°


私には欲張りな理想があるの。


お父さんがいて、お母さんがいて、私がいる。


もう、普通の生活でいいの。


ただいまと言ったら


おかえり。


ってそれだけでいいの。


おはよ


ってそれだけでいいの。


家族がいる人が羨ましい。


これは私の一方的な考えです。



愛とは何ですか?


抱きしめ合うことですか?


手を繋ぐことですか?


身体に触れることですか?


……いや、違う。


心と心が繋がることだ。


ツレは気づいていないのかもしれないけれど


私、心配しているからね。


だからひとりで抱え込まないで。


私、頼りない?


でも、あなたを一生懸命理解しようとしているよ


私に頼ってよ。


そんなに私。頼りないかなあ?
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