どんなきみもだいすき


 一日の授業、4時間目が終わり

 給食を食べ終わって、午後の授業に入って終わろうとしていた頃――…


 勢いよく教室のドアが開いた。

 みんなドアの方に視線をやる。

 教室の中がザワザワ…しだした。


 突然、来たその先生はみいの担任の先生だった。

 先生は俺らのクラスの担任と険しい顔で話していた。

 俺は、何か嫌な予感がした…。

 胸騒ぎがして、ただ息を吸って吐くだけしかできなくなっていた時


 『奏多くん…妹のみいちゃんが喘息で倒れたって…』

 と、言われて早退して保健室に行くことになった。
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