どんなきみもだいすき


 (…え)


 わたしは、心臓の音が速くなるのを

 感じながら…先生達の話しを聞いていた。


 進路関係、この学校の規則や校歌

 たくさんの…話しを聞いていると

 さっきの出来事が、まるで…嘘かのように思えてきた。


 そして―――……


 長かった入学式もやっと終わった。

 これが、彼女との出会いだった―――…
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