どんなきみもだいすき

 『みい…?』

 『あ……えっと、『見惚れてたんだよ』

 『…え?』

 みいの声を遮って、奏多が言った。

 えみは、その言葉に頬が赤く染まっていて


 『こいつが、橘さんの笑顔に』

 『みい、そうなの?』

 お兄ちゃんは、みいに指を差して言った。
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