【完】葉月くんの素顔は甘くてズルい♡
「ダメったら、ダメ……です!」
「は?お前なにして……」
葉月くんの胸ポケットからメガネを奪うと急いで葉月くんにかける。
ついでに髪もボサボサにする……!
「は?なにこれ」
「だ、だって……っ、この先卒業まで、本当に葉月くんがずっとモテ期になっちゃうもん!」
すると葉月くんは、全てを見透かした瞳を向けてくる。
「なんでダメなの?」
「それは……」
「ヤキモチ妬かないんでしょ?」
ヤキモチ妬かない宣言は私がしてしまったこと。
でも、まさかこんな気持ちになるなんて知らなかった……。
「妬くってことは……今知りました……」
「ふーん。なんで?」
メガネを外しながら、葉月くんが問いかけてくる。