偽りのキス

「乙ちゃんと喋った」

次の日、律が言った




「へー、よかったね」



「近くで見たら、ますますかわいかった
胸、大きそうだし、あの子」



オレは拳を握った



乙がそんなふうに見られてることが
すごく嫌だった




オレには
関係ないのに…





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