偽りのキス

眠れなかった



綾ちゃんが目を閉じた時の顔を
思い出した




なんでキスしようなんて言ったんだろう…



なんで、できなかったんだろう…




綾ちゃんがアイツと別れた今


オレの想いが叶うかもしれないのに…



やっと綾ちゃんがオレを男として
見てくれるかもしれないのに…



なんで…?






目を閉じると
今日の乙の笑顔が浮かんだ





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