偽りのキス

「今日‥乙に会いたかった…
クリスマスだったし

律が乙ちゃんも友達だから呼ぼうって

たぶん律
オレと乙を会わせてくれようとしてた

ホントに、いいヤツなんだ、アイツ

乙が具合悪いって知って、心配になった

すぐに顔見たくなった

夢中で走ってきて
乙の顔見たら、安心した…」




「…嬉しかった
今日、蒼汰に会えて…

サンタさんが来てくれた

ずっと、待ってた…」




そう言ってくれた乙が
すごく愛おしくて
抱きしめてた腕に力が入った



フワフワしてて壊れそうだった



乙、大切にするね…




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