偽りのキス

それから雨の日でも晴れの日でも

お昼休みに蒼汰から呼び出されることが
たまにあった



〔屋上これる?〕




お弁当を食べて私は屋上に向かう


蒼汰にキスされるのを知って





蒼汰はいつも何も言わない





私はどんどん蒼汰が好きになった




「蒼汰、好き…」



ーーー




返事はいつもキスで返ってきた






< 39 / 204 >

この作品をシェア

pagetop