偽りのキス

次の日も雨だった


昼休みひとりで屋上の方に行く乙を見かけた





「乙」

下から声を掛けた



「蒼汰!」





階段を上がって
乙の隣に座った



「また、ぼっち?」



「うん…」




膝の上の弁当を見た時
スカートから伸びる脚に目がいった



乙、スカート短い


オレ、何見てんだろ…





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