偽りのキス

私はスマホで映画の時間を検索した



蒼汰が隣りに来て
私のスマホを覗きこんだ



近くて、ドキドキした…




「どれ?蒼汰が見たい映画…」


私はスマホの画面から目が離せなかった



蒼汰を見たら、目が合ってしまう



「んー、コレかな…」



「あ、私も見たかった!」



「じゃあ、決まりね!」




気持ちを抑えるのに必死だった




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