俺様社長と<期間限定>婚前同居～極上御曹司から溺愛を頂戴しました～

　驚きのあまり跳び上がった私に、貴士さんは涼し気な目元をゆるめて微笑む。

「これから一ヶ月、ふたりきりで暮らすのが楽しみだな。俺の花嫁さん」

　低く甘い声で色気たっぷりに囁かれ、「ひゃっ！」と情けない声を上げてしまった。
　こうして、貴士さんと私の一ヶ月間の同居生活が始まったのだった。