好き、ではない。


居酒屋に向かう途中、
瑠美は私にこっそり耳打ちした。

「2人とも彼女いてないはずだから、行けると思うよ。ただ、3Pはおすすめしないかなぁ〜〜」

「するわけないでしょが…!」

アブノーマルは求めてません!


ーーーーーー
飲んで食って2軒3軒回って
全員が酔って最高に盛り上がってる時。

「あーー、やばい。限界!」
話が面白すぎて席外せず
ずっとトイレ我慢してましたーーー!!

「トイレ!」

「え、麻美ちゃん大丈夫ー?!」

トイレに慌てて駆け込む私。
フゥ。間に合ったァ…

こんな時にお腹痛くなって下痢になるとか…
寒いからかなぁ…


トイレから出ると
目の前に健人くんが座り込んでいた。

「け、健人くん!?」
と駆け寄ると、急に立ち上がって
「大丈夫?!吐いた?気持ち悪い?!」
嘔吐したと思って心配してきてくれたんだ…

愛感じる…(単純)


そういや、4人で飲んでるはずなのに
さっきからよく健人くんとやたら目合うし
よく喋ってた気するなぁ…
気のせいかな。

っていうか、
近くで見たらやっぱり、かっこいい…

「ぜーんぜん、大丈夫だよっ!」
トイレした後だから酔いは覚めてしまって
気持ち悪いとかは全然ない。

「あ〜〜あさちゃん笑った顔可愛い」
健人くんは…確実酔ってますね。

ドンッ
少女漫画の壁ドン…!!


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