好き、ではない。

彼は私の手を引いて明るい街の中を歩く。

わぁ〜〜手繋いでる。
あったかい。
心まであったかくなる。


「なんかテンション上がってくる〜〜」
冷たい外の空気がちょうどいい。
「クラブでも行く〜〜???」
「いいね〜〜!洋楽好きだし」
「よし、じゃあ決定!」

おいおい、クラブデートかよ笑
まぁ全然いいけどね〜〜〜〜

クラブ好きだし
お酒飲めるし
男たくさんいるし


「今日土晩だから絶対人多いわ」
「まぁいいやん、いこぉ!」
「やな」

案の定いつもより多くて
人が並んでる。


今日はクラブで楽しんだ後
この人とエッチするのか〜〜

最高の夜だわ〜〜。


って、ほかの女に手出して放置とかやめてよ!?


プルルルルル
健人くんの携帯が鳴り出した。

こんな時間に…?
ていうか、篤史くんか、瑠美かな?

「あー電話やー」
だるそうな顔をする健人くん。

「ちょっと電話でてくる、先入って入口で待ってて!」
「わかった!」

なんやろうか…
なんか嫌な予感


「女性、2000円でーす」
入場してしまったが、まだ健人くんは帰ってこない。

電話長くないか…!?


ピロン

そんな中1件のLINEが来た。


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