好き、ではない。


「はい、ちゅっ」

!?
なんなんこいつ!
今さりげなくキスしてきやがった!
嘘だ!
今日どんだけ私キスすんだよ!!

「はぁ!?」

もうため息しかつけない。
しんどい。
クラブはどんだけ抵抗しても無駄。
どーせ、クラブ出たら忘れるんでしょ。

「さぁー飲みに行こう♪」

何歳ぐらいだろう。若そう。小僧。
背はちょっと低めよね〜〜
肩組まれてるから逃げれないし…

ちゅっ

だからさりげなく不意にちゅーすんなって!!
恥ずかしくなる…
とんだしつこいナンパだな。

まぁ、すごいいい匂いだから
離れて欲しくないかも。


「何飲む?」
「じゃあ、ハイボールで」
「お酒強いん」
「ん、まぁ」

しっかり奢ってくれた。
優しい〜〜じゃん
顔は優しそうな顔してんだけどねぇ
ベタベタ触ってくるところ意外は素敵だわ…

よし、奢ってもらったから
逃げよう!!!!

彼の手が離れた瞬間私はトイレの方へ逃げた。

「よっしゃ!逃げれた」
顔がよくても、奢ってくれても、
しつこいナンパは嫌いよ!


アイツから逃げたとしても、
どーせ一人でいるから
男にナンパされるのよね…
あー女性エリアいこっと。


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