好き、ではない。
「おぇぇえええ」
クローズ5時までいました。
お酒飲んで気持ち悪くなるほど踊ったから
クラブ前の路地裏で嘔吐した。
「あー、飲みすぎた気持ち悪い。」
酔いすぎてもあんまり、記憶ないけど
めっちゃチューしてきた馴れ馴れしい男が
あの後も何回か絡んできたのは覚えてる。
「大丈夫〜〜?」
うっ、さっきの男じゃん…
またもや抱きついてくるし。
「水買いに行こ」
目の前にコンビニがあったからそこで、水を買ってもらった
「ありがとう…」
もうなんでもいいや。
気持ち悪い…
とりあえず吐き気が収まらない。
地べたに座り込んだ。
「大丈夫?水飲んで」
優しいところあるじゃん…
ごくごくっ
「疲れた…」
「じゃあ休みに行く??」
いや、それ、ホテルでしょ行先。
「いや、無理、帰る」
「えぇーなんもせんで」
そんな言葉嘘よ。
嘘つくな!男は狼なんだから!
「嫌だ、帰る。」
こっちはさっき男に捨てられたっつーの!
挙句の果てに1人でクラブ??
恥ずかしすぎる!
「じゃあ送る」
「いや、いいです。帰ります。さようなら」
こんな男に着いていくなんて死んでも嫌!
私は全速力で駅に向かった。