好き、ではない。

次、なんてない



起きたら彼はいなかった。

「そういや、早起きって…」

携帯を見ると1件のLINEがはいっていた。

『先出るわ。鍵机の上あるからかけてポスト入れてて』


ぶっきらぼうだなぁ。
まぁセフレってそんなもんか。


それにしても
よく寝れんかったなあ

シングルベッドに2人はきつい
1人になってようやくよく眠れそうだ。

あぁ眠気が…
いや、いかんいかん

早く出なきゃ、帰ってこられても困る


化粧もしないで秒で彼の家を出た。


「あー、気使い過ぎて禿げそう」


2回目会って気づいたことがある。


ここまでやりながら彼の嫌なところ思いついたら
さすがに
好き、ではないわぁ。



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