1年越しの花を貴方に
「久しぶりに顔見た気がする。荷物持つよ?」
放課後、約束通り僚太とご飯に行くために、軽く着替えて家の前で待っていた。
そう言ってきた僚太に、ありがと、とだけ伝えて歩き出す。
僚太は相変わらず優しい。
たわいも無い会話をして、近くのファミレスで一緒にご飯を食べて、手を繋いで帰る。
傍から見れば私たちは普通のカップルだ。
いや、傍から見なくても、普通のカップルだ。
私は僚太が好きだ。僚太も私が好きだ。
―――そう。それでいい。
いつも通り私たちは解散し、お互い家に帰った。
放課後、約束通り僚太とご飯に行くために、軽く着替えて家の前で待っていた。
そう言ってきた僚太に、ありがと、とだけ伝えて歩き出す。
僚太は相変わらず優しい。
たわいも無い会話をして、近くのファミレスで一緒にご飯を食べて、手を繋いで帰る。
傍から見れば私たちは普通のカップルだ。
いや、傍から見なくても、普通のカップルだ。
私は僚太が好きだ。僚太も私が好きだ。
―――そう。それでいい。
いつも通り私たちは解散し、お互い家に帰った。